教育で時代を切り拓く

日本を、徳島を、閉塞感が覆っています。
時代が行き詰まったとき、時代を切り拓くものは何でしょうか?

それは「人」の力です。
※間違っても「ハコモノ」じゃありません。

では「人」の力を育むものは?
その大本は、教育です。

江戸時代、この国は「鎖国」をしていました。
おかげで独自に発達した部分もありましたが、科学技術や人文科学などの分野によっては、世界に大きく後れを取った部分もありました。
しかし、この国は、開国後わずか数十年で、世界の一等国に躍り出ました。
その原動力となったのは、国民の90%以上が読み書きそろばんができるという、寺子屋制度を基礎とした教育基盤でした。
そして、岩倉具視・大久保利通・伊藤博文など、時代を率いた政治家たちは、海外留学を経て見分を広めていました。
教育が、時代の閉塞感を突破させる原動力だったのです。

教育が重要であったのは、なにも明治時代だけではありません。
例えば、高福祉・高負担で有名なスウェーデン。
かの国は、何も税金をいっぱい集めていっぱいばらまいているだけではありません。
実は、スウェーデンは、高福祉かつ高成長を遂げている、数少ない先進国です。
(一人当たりGDPも日本の1.6倍以上!)
どうしてそのようなことができているかというと、これもまさに教育の力です。

スウェーデンでは、すべての教育が無償です。
小中学校では、制服代もさんすうセットも自分で買わなければならない日本とは違い、何もかも全部無償です。
それだけではありません。幼稚園・保育所などの就学前の部分も、高校・大学・大学院も、全て無償なのです。

例えば、高校を卒業して、すぐに工場で働いていたとします。
しかし、賃金の安い発展途上国に価格競争力で負けてきて、どうも工場が潰れそうだ。
そんな場合、スウェーデンの労働者は、大学へ入りなおして、勉強しなおすのです。
そして現代に必要とされている旬の知識を入れなおして、高い付加価値を持った労働者として、労働市場に回帰します。
だから一人当たりGDPが、日本の1.6倍にもなるのです。

今現在の日本の教育はどうでしょうか。
私は、教育現場の先生方に直接尋ねました。
すると、異口同音におっしゃるのが、「子どもに接する時間が足りない」ということです。
文部科学省が最近行ったアンケートで、先生方が何に忙しいかが明らかになっています。
http://matome.naver.jp/odai/2143809270988616401

なんと一位が「こういうアンケートとかに答えること」だそうです。
あまりに皮肉な真実でおもわず突っ込んでしまいたくなりますが、現実です。

先生方は今、忙しすぎます。
国や教育員会からの調査対応、研修会の事前リポートや報告書作成、保護者の要望・苦情対応などなど。
これらのうち減らせる仕事は極力減らし、外部委託可能なもの(たとえば部活の指導など)は可能な限り外部委託して、先生方の教材研究・授業準備の時間を捻出します。
また、教室は子どもたちの学習環境であると同時に、先生方の労働環境でもあります。全教室にエアコンを設置することで、先生方の労働環境も改善します。
充実した授業を子どもたちに提供していただくため、徳島市が一丸となって、現場で頑張る先生方を支援していきたいと思います。

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